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愚直な現場主義で福岡・北九州から世界へ!

2022年冬 資金調達の背景と概要

クアンド代表取締役CEOの下岡です。弊社はこのたび、プレシリーズAにて総額5億円の資金調達を完了しました。2021年夏に初めてとなるエクイティファイナンスで1.2億円の調達をし、2022年の冬にエクステンションとして3.8億円の調達となりました。

クアンドは、製造や建設、インフラといった現場仕事に特化したビデオ通話アプリSynQ Remote(シンクリモート)を開発・販売しています。現場の対象物をポインタで指し示しながら、双方向で視覚的なコミュニケーションをとることができるプロダクトです。

2020年11月のローンチ以降、安川電機さまや大東建託さまなど大手のお客様にも使っていただけるまでに成長しました。ここからはビデオ通話の精度向上もさることながら、通話の前後工程の課題を解決する機能や、通話中にたまっていくノウハウをナレッジデータベースとしていく機能など、どんどんプロダクトを発展させ、そのための採用に全力を尽くしていきます。

最終的には素人が現場に行っても問題を解決できる、いつでもどこでもその分野のプロである技術者の知見を享受することができる、そんな未来を実現させたいと強く思っています。このような我々の考えとこれまでの歩みに賛同して、今回も多くの仲間が加わってくれることになりました。

投資家の皆さんからは応援コメントもいただいています。なぜ数あるスタートアップの中からクアンドを選んでくれたのか、その思いをぜひご覧ください!

投資家からの応援メッセージ

製造、建設、インフラなど物理的な「現場」を持つ多くの産業において、技術者・専門人材の不足は今後もより深刻さを増していく問題であり、この大きな課題の解決に挑戦するクアンドの素晴らしいチームのみなさんを応援させていただきたいと思い、今回投資させていただく運びとなりました。福岡発で世界に広まるサービスの実現を目指してご支援していきます。


同じ北九州の企業でもある弊社はクアンドのミッション「地域産業・レガシー産業のアップデート」に大変共感しております。ミッションの実現に向けての新たな一歩となるこの機会に関われたことを嬉しく思っております。協業によるプロダクトやサービスの更なる開発・提供はもとより、製造業における新たなあり方を発信し、北九州から日本の地域産業・レガシー産業のアップデートを共に推し進めていきましょう。


前回ラウンドからの1年間でQUANDOの着実な成長を実感しています。戦略は研ぎすまされ、開発組織を中心に体制構築も着実に進んでいます。そして日本を代表する大手企業にご活用いただいているという事業成果にも現れています。今回の資金調達をきっかけにさらなる躍進をサポートできることを本当に嬉しく思っています。


これまで、日本が高い技術を誇る建設・製造・インフラ産業の要として、経験・知識を持つ高度技術者が存在してきました。それゆえ、昨今の人口減少に伴う技術者不足は、多くの現場そして産業全体に影を落とす課題です。現在、この課題に向き合う「SynQ」に多くの期待が寄せられています。高度技術者の経験と知識を、空間・時間の制約なく、現場に届けていく、その価値は計り知れません。その実現に向けて猛進するクアンドの皆様を、これからもUB Venturesは全力で応援してまいります。


「レガシー産業をアップデートする」という理念のもと、現場にまつわる人的資源の有効活用に資する点に共感しました。当社のサービスが地域の雇用や経済を支える製造、建設等現場のDXを推進し、情報共有や技術承継における課題解決となることを期待しています。今後を機に金融面だけでなく非金融面からもサポートさせていただきます。


下岡さん率いるクアンドのメンバーは、様々な現場と愚直に向き合う中で現場の課題を見出し、ユーザーの痒い所に手が届くようなプロダクト「SynQ Remoto」を開発しました。現場仕事のDX化を推進するプロダクトであり、今後の飛躍に期待しております。 「地域産業・レガシー産業のアップデート」というミッションの実現に向けて、みずほグループとしても全力でご支援させていただきます。


クアンドのSynQ Remoteは現場×遠隔リアルタイムコミュニケーションに最適なプロダクトであり、現場に寄り添ってきたクアンドだからこそ開発できたプロダクトだと思っています。このSynQ Remoteを起点に遠隔支援から機能を拡張し、「地域産業・レガシー産業のアップデート」を成し得る企業だと考え、出資を決定いたしました。今回の出資を機に、MUFGが有するネットワークを駆使し、支援して参ります。


現場を支える人を支援し現場の生産性に貢献するクアンドを応援します。SynQ Remoteはこれから深化・進化し続け、世界のあらゆる現場のツールとなることを期待しています。特に世界的に見ても生産性が低いと言われる日本では現場のDX化は必須であり、クアンドのプロダクトが生産性向上の一助となると思っています。微力ながら支援していく所存です。


「現場の生産効率化」という一丁目一番地の課題に対し、真正面から向き合ったサービスを作るという姿勢に共感し、今回ご一緒させていただくことになりました。既に完成度は高く、多くの大手企業の導入が進んでおります。
地域産業・レガシー産業のアップデートという壮大なミッションに、クアンドと挑戦できることを光栄に思います。SMBCグループ一体となって確りと支援して参ります。


九州・福岡のスタートアップエコシステムに貢献をコミットする立場として、2021年の前回ラウンドに引き続いて追加投資をさせていただきました。現場とオフィスのコミュニケーションをなめらかにしたいというミッションには強く共感しており、この1年間でも経営陣・チーム・プロダクトどれも大きく成長していると感じています。さらなる飛躍を楽しみにしております。


「地域産業・レガシー産業のアップデート」というミッションに共感し、今回ご投資の機会をいただきました。労働人口の減少に伴い人手不足が叫ばれる昨今に於いて弊社の属する不動産業をはじめとして建設業、設備保全業、製造業などの現場で働く人々の生産性向上に向けたクアンド様のチャレンジを様々な面で支えてまいります。


クアンドさんは、ありがちな戦略論を振り回さず、現場の声から、ありそうでなさそうなサービスを展開され、そして、どこまでも愚直に現場主義なところが圧倒的な強みだと思います。現場と顧客から目を離さなければ必ず新しい価値を生み出せますし、その過程に関われて光栄です。今後、何が起ころうとも、顧客の現場現実起点で頑張っていきましょう。


クアンドが出場したピッチコンテストで審査員を務めていたのですが、それから数ヶ月での急展開に自分自身も驚いています(笑)。クアンドの徹底した現場主義、顧客理解に基づくプロダクト開発、経営陣のメンタルの強さに魅了されて、出資とともに、グロースの支援をさせていただくことになりました。顧客に向き合い、クアンド独自のプロダクトで、新たな市場を創り出していくことを期待しています。目指せ、九州発のユニコーン!


SEREALはスタートアップスタジオとして良質なスタートアップの量産をミッションとしており、PMFまでの効率化を行うことで、スタートアップの成功確率、スピードの最大化を目指しています。弊社はSynQ Remoteの初期MVP開発からプロダクト開発に関わっており、今回の調達はもちろん、大型受注、カンファレンスでの優勝など、日々プロダクトの成長と会社の成長を一緒に実感することができ嬉しく思います。QUANDOのフェーズの進化に伴って我々の役割は変化していきますが、これからはスタートアップのエキスパートとしての役割に加え、投資家としてもQUANDOの成長にコミットしていきます。両社でスタートアップエコシステムでの役割は異なりますが、これからも一緒にスタートアップを盛り上げていきましょう!


プレゼンで「SynQ Remote」のデモを見たとき「これはすごいプロダクトだ!」と驚きました。私の実家は建設業と不動産業を営んでいて、実家で見ていた父や母の苦労を解決できると思いました。また、私も九州出身で、起業前は福岡のスタートアップへの転職を検討したくらい九州に愛着があります。一方で、九州で起業することの難易度も理解できます。九州発スタートアップがここまで躍進していることをうれしく思っています。 QUANDOが九州発のユニコーンになることを応援しています!


高度成長期以降に整備されたインフラが急速に老朽化し、2030年には建設後50年以上経過する社会資本の割合が過半数を超える見込みです。他方、SDGsの元では建て直しよりも管理補修して今ある資本を継続的に使えるようにすることが肝要になります。しかし、日本の生産年齢人口は今後急速に減少し働き手が不足する為、テクノロジーを活用して最小資本で管理補修出来る体制を整備する必要があります。クアンドさんはまさにこの社会課題を解決するビジョン・経営チーム・技術を有したスタートアップであり、本ラウンドに参画させて頂くことになり大変嬉しく思います。


今回、CEOの下岡さんとクアンドのチームとご一緒できることができ、とても嬉しく思います。多様な製造業をはじめとした、日本のモノづくりにおける高い技術力や現場力を誰もが享受できるようにしていく世界感と、グローバルにチャレンジしていく想いに共感して出資をさせて頂きました。 すでに多くのクライアントに支持されはじめている素晴らしいプロダクト、「SynQ Remote」を通じて、産業をテクノロジーで変革していくチームクアンドを応援しています!


今回の出資にあたって、若いころ、建築現場で働いていたときに、現場監督などの管理職の方々が毎日忙しそうに駆けまわっていたことを思い出しました。デスクワークをしながらも、現地現物を確認するために走り回って。とても気さくで良い人たちだったので、彼らのような人達が SynQ Remote を使ってくれると嬉しいなぁ。クアンドさん、応援します。


CEOの下岡くんは僕の起業家仲間です。同じ起業家として、彼と彼の会社のチャレンジを心の底から応援しています。僕はメーカー出身なので、SynQ Remoteの必要性は直感で分かりました。また、このプロダクトが、これからの日本社会の産業の構造的な欠陥を補うポテンシャルを持っており、それは日本の産業全体に影響を及ぼすポテンシャルを持っているということに大変ワクワクしています。QUANDOの今後がめちゃくちゃ楽しみです。


CFO佐伯のコメント

今回の資金調達において19者の多様で強力な仲間に加わって頂き、喜ばしいと共に身の引き締まる思いです。QUANDOが大切にしているVALUESの1つである「ユーザーとともに」を体現した現場ドリブンなプロダクトとメンバーを最も評価頂いたと感じています。

市場環境が厳しいことは自明ですがそのような短期的かつアンコントローラブルなことよりも、いかなる環境であっても社会課題の解決に向けて未来を信じ、全身全霊をかけ胆大心小に取り組むことが大切であり、それこそスタートアップだと感じています。

引き続き、九州発のスタートアップとして「地域産業・レガシー産業のアップデート」を胸にQUANDOに関わる全ての方の想いや願いを形にして届けてまいりますので応援よろしくお願いします。



ベテラン技術者に属人化した知識や経験を、いつでもどの現場でも活用できるようにしたい。P&G時代のグローバル製造ライン立ち上げ経験や家業の建設業の課題をきっかけに、なぜ現場の遠隔支援ツールの開発に取り組んだのか、代表下岡のストーリーを15分の動画にまとめました。

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